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米小売売上高、7月予想を上回る+1.0% コア+0.3%

2024年08月16日(金)03時19分

米商務省が15日発表した7月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.0%増加、エコノミスト予想の0.3%増を上回り、景気急減速の懸念を和らげた。ペンシルベニア州のモールで2018年撮影。(2024年 ロイター/Mark Makela/File Photo)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した7月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.0%増加した。エコノミスト予想の0.3%増を上回り、景気急減速の懸念を和らげた。

6月は0.2%減と前回発表の横ばいから下方修正された。

自動車、ガソリン、建築資材、食品サービスを除く小売売上高は0.3%増、前月は0.9%増で改定されなかった。

前年同月比では2.7%増加した。消費者はバーゲン品を探したり、より安価な代替品に乗り換えたりすることで支出を維持している。

自動車・同部品の売上高は3.6%増となり、6月の3.4%減から回復した。6月の減少は自動車ディーラーやメーカーにソフトウエアを提供する米CDKグローバルへのサイバー攻撃が要因とされる。

オンライン売上高は6月の2.2%増に続き、0.2%増加した。ガソリンスタンドは0.1%増加。建築資材・園芸用品店は0.9%増加した。

サービス部門として小売統計に唯一含まれる飲食店は0.3%上昇した。6月は0.1%増だった。

家具は0.5%増加。電子機器・家電は1.6%増加した。一方、衣料品やスポーツ用品、趣味用品、楽器、書籍は減少した。

自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.3%増。6月は0.9%増と改定なしだった。

堅調な小売売上高を受け、個人消費は第3・四半期初めに高い成長軌道に乗った。

モルガン・スタンレーのエコノミストは、第3・四半期の個人消費の伸び率予想を前年比2.8%増に引き上げた。従来予想は2.1%増だった。国内総生産(GDP)成長率予想も2.1%から2.3%に引き上げた。

ロイター
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