ニュース速報
ビジネス

米30年住宅ローン金利低下、1年3カ月ぶり低水準の6.55%=MBA

2024年08月08日(木)00時33分

米抵当銀行協会(MBA)が7日発表した2日までの週間住宅ローン平均は、30年固定金利型が前週比27ベーシスポイント(bp)低下し、6.55%となった。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[7日 ロイター] - 米抵当銀行協会(MBA)が7日発表した2日までの週間住宅ローン平均は、30年固定金利型が前週比27ベーシスポイント(bp)低下し、6.55%となった。2023年5月以来、1年3カ月ぶりの低水準で、過去約2年で最も急激な低下だった。

米連邦準備理事会(FRB)が今年9月に政策金利の引き下げを始める可能性を示唆したほか、労働市場の下振れを受けて金融市場の見込むFRBの利下げ幅が拡大したことが背景にある。

近年、価格と借り入れコストの上昇で住宅にますます手が届きにくくなる中、米国で最も利用の多い30年固定住宅ローン金利の低下は住宅購入希望者にいくらかの安心感を与えるものだ。

また、より高い金利の際に住宅を購入した人にとっては、借り換えで支払いを減らすという選択肢もある。MBAの30年固定金利平均は23年10月に7.9%に達していた。

MBAによると、住宅ローンの借り換え申請が急増しており、約2年ぶりの高い水準となった。ただ、住宅購入増加率は1%未満にとどまった。住宅の在庫が少なく、価格が押し上げられていることで抑制された。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、米株高の流れ引き継ぐ 

ワールド

暗号資産詐欺の被害額、23年に45%急増=FBI

ワールド

米メキシコ湾岸の石油施設から作業員退避、熱帯暴風雨

ビジネス

日本投資のヘッジファンド立ち上げ活発化 投資家が市
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 2
    ロシア国内の「黒海艦隊」基地を、ウクライナ「水上ドローン」が襲撃...攻撃の様子捉えた動画が拡散
  • 3
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単にイヤリングをつけるだけ」
  • 4
    非喫煙者も「喫煙所が足りない」と思っていた──喫煙…
  • 5
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 6
    歯にダメージを与える4つの「間違った歯磨き」とは?…
  • 7
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 8
    伝統のカヌーでマオリの王を送る...通例から外れ、王…
  • 9
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 10
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 1
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 2
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 3
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    エルサレムで発見された2700年前の「守護精霊印章」.…
  • 6
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 7
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
  • 8
    世界最低レベルの出生率に悩む韓国...フィリピンから…
  • 9
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻…
  • 10
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンシ…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新研究】
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中