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独ビオンテック、第2四半期は純損失が4倍に拡大

2024年08月06日(火)10時18分

 8月5日、ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックが発表した第2・四半期決算は、純損失が8億0780万ユーロ(8億8500万ドル)と、前年同期の1億9040万ユーロの損失から4倍に拡大した。独マインツで2023年7月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックが5日発表した第2・四半期決算は、純損失が8億0780万ユーロ(8億8500万ドル)と、前年同期の1億9040万ユーロの損失から4倍に拡大した。新型コロナウイルスワクチンの売り上げの急激な落ち込みを受け、新たながん治療薬への戦略転換を図っている。

売上高も主に新型コロナワクチンの売上高減少が響いて同23%減の1億2870万ユーロだった。

ビオンテックによると、研究開発費の約90%は、主としてがんやメッセンジャーRNA(mRNA)技術など新型コロナワクチンに関連しない活動に充てられている。

同社は2026年に最初のがん治療薬の投入を目指している。

新型コロナウイルス開発の提携先である米ファイザーは先週、通期利益見通しを上方修正した。430億ドルで買収したシージェンのがん治療薬と、心臓病治療薬の好調な売り上げがパンデミック後のワクチン売上減を相殺した。

ロイター
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