独ビオンテック、第2四半期は純損失が4倍に拡大
8月5日、ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックが発表した第2・四半期決算は、純損失が8億0780万ユーロ(8億8500万ドル)と、前年同期の1億9040万ユーロの損失から4倍に拡大した。独マインツで2023年7月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックが5日発表した第2・四半期決算は、純損失が8億0780万ユーロ(8億8500万ドル)と、前年同期の1億9040万ユーロの損失から4倍に拡大した。新型コロナウイルスワクチンの売り上げの急激な落ち込みを受け、新たながん治療薬への戦略転換を図っている。
売上高も主に新型コロナワクチンの売上高減少が響いて同23%減の1億2870万ユーロだった。
ビオンテックによると、研究開発費の約90%は、主としてがんやメッセンジャーRNA(mRNA)技術など新型コロナワクチンに関連しない活動に充てられている。
同社は2026年に最初のがん治療薬の投入を目指している。
新型コロナウイルス開発の提携先である米ファイザー