緊張感もって市場の動向注視=日経平均急落で鈴木財務相
8月2日、鈴木俊一財務相(写真)は閣議後会見で、日経平均が一時2000円超安となるなど株価が急落したことについて、日々の動向の要因を一概に言うのは難しいと指摘した上で、「引き続き緊張感をもって市場の動向を注視しなければならない」と述べた。写真は米ワシントンで4月撮影(2024 ロイター/Ken Cedeno)
Shinichi Uchida
[東京 2日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は2日の閣議後会見で、日経平均が一時2000円超安となるなど株価が急落したことについて、日々の動向の要因を一概に言うのは難しいと指摘した上で、「引き続き緊張感をもって市場の動向を注視しなければならない」と述べた。株安の影響に関して「ここ1、2日の動きをもってこれから先のことをいろいろ推測するのも必ずしも適切ではない」とも語った。
鈴木財務相は、日銀の利上げなどを受けて為替の円高が進んだことによる影響について、プラス・マイナス双方があるとし、為替相場の急激な変動は、企業活動の不確実性を高め、国民生活に悪影響を及ぼす恐れもあると指摘した。「今後とも為替相場の変動が日本経済や国民生活に与える影響を的確に分析しながら適切に対応していきたい」とした。