日経平均は下げ幅拡大、一時2000円超安 全面安の展開
9月2日、東京株式市場で日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約1850円安の3万6200円台後半で推移している。都内の株価ボードで2022年6月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
[東京 2日 ロイター] - 2日の東京株式市場で日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約1850円安の3万6200円台後半で推移している。一時2000円超安となる場面もあった。プライム市場では98%の銘柄が値下がりしており、全面安の展開。為替の円高基調と米景気懸念を背景に売り圧力が強まっている。セクター別では、証券、保険、銀行などの下げが目立っている。
市場では「テクニカル面では短期的な売られ過ぎサインも出ているが、今晩の米雇用統計の公表や週末を控え、押し目買いも入りづらい」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。
個別では指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調で、東京エレクトロンが12%超安、アドバンテストが7%超安で推移。ソフトバンクグループが6%超安となっている。ファーストリテイリングは小幅安。
大和証券グループ本社は19%超安、第一生命ホールディングスは10%超安。一方、日本ハム、コナミグループは大幅高となっている。