ニュース速報
ビジネス

LSEG上半期利益は5.4%増、マイクロソフトとの合弁事業進展

2024年08月01日(木)19時42分

LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が1日発表した上半期決算は、利益が予想を上回った。ロンドン証券取引所ロビーで5月撮影。(2024年 ロイター/Hannah McKay/File Photo)

Huw Jones

[ロンドン 1日 ロイター] - LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が1日発表した上半期決算は、利益が予想を上回った。米マイクロソフトとの合弁事業の進展や、年間契約額(ASV)の伸びが寄与した。

マイクロソフトとの提携は「商業化に近づいている」とし、年末までに最初の製品がより広く利用できるようになると説明した。

オーガニック収入の伸びが年間1桁台半ばから後半とした中期予想を据え置き、来年から加速するとした。

デービッド・シュウィマー最高経営責任者(CEO)は声明で「継続的な投資にもかかわらず、基礎的利益率は前年比で改善し、効率性の向上も実現している」と指摘した。

ニュースやデータを顧客に配信する「ワークスペース」を大幅に強化した結果、競合他社製品の置き換えに成功したと述べた。

総利益(回収分を除く)は5.4%増の42億0400万ポンド(54億ドル)で、アナリスト予想の41億9500万ポンドを上回った。

営業利益は9%増の15億6300万ポンドで、調整後の1株利益は8.1%増の174ペンス。いずれもLSEGが集計したアナリストの予想を上回った。

ASVの伸びは6月時点で6.4%と予想と一致し、第1・四半期の6%を上回った。

RBCのアナリストは「中期的な目標は全て据え置かれた。ワークスペースを巡る競合他社の置き換えについて、自信を深めたコメントは好意的に受け止められるだろう」と顧客向けメモに記した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

EXCLUSIVE-中国、欧州EV関税支持国への投

ビジネス

中国10月製造業PMI、6カ月ぶりに50上回る 刺

ビジネス

再送-中国BYD、第3四半期は増収増益 売上高はテ

ビジネス

商船三井、通期の純利益予想を上方修正 営業益は小幅
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 2
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符を打つ「本当の色」とは
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 5
    北朝鮮軍とロシア軍「悪夢のコラボ」の本当の目的は…
  • 6
    娘は薬半錠で中毒死、パートナーは拳銃自殺──「フェ…
  • 7
    米供与戦車が「ロシア領内」で躍動...森に潜む敵に容…
  • 8
    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…
  • 9
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」…
  • 10
    衆院選敗北、石破政権の「弱体化」が日本経済にとっ…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 3
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 4
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 6
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 7
    北朝鮮を頼って韓国を怒らせたプーチンの大誤算
  • 8
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 9
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 10
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細す…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中