午後3時のドルは152円前半まで下落、2か月半ぶり安値
7月25日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から円高の152円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)
Shinji Kitamura
[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から円高の152円後半で取引されている。この日も円がじり高となる展開は変わらず、ドルは一時152.23円まで下落し、5月3日以来約2カ月半ぶり安値を更新した。
円は米ドル以外の通貨に対しても引き続き上昇した。豪ドルが99円半ばと3カ月ぶり、ユーロが165円前半と2カ月半ぶり、英ポンドが196円前半、スイスフランが172円前半と、ともに2カ月ぶり安値を更新した。
市場では、歴史的水準に積み上がっていた円キャリートレードの反転が、円高を加速させているとの見方が大勢。この日の東京株式市場で、日経平均が今年最大の1200円超の下げとなったことが、リスク回避的な円高につながったとする見方もあった。
トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏は「日銀会合前に持ち高調整的な円高が進むことはこれまでも何度かあった。会合後は円安に振れることも多いため、今回も予想外のタカ派姿勢にならなければ、円キャリー取引が復活して円が反落する可能性もある」と話していた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 152.73/152.76 1.0843/1.0847 165.65/165.66
午前9時現在 153.91/153.94 1.0836/1.0840 166.83/166.84
NY午後5時 153.87/153.90 1.0839/1.0840 166.79/166.83