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韓国LGエナジー、24年売上高見通し引き下げ EV需要減速で

2024年07月25日(木)15時01分

 7月25日、韓国の電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES) は2024年の売上高見通しを引き下げ、20%以上の減収を見込んだ。2022年12月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Heekyong Yang Jihoon Lee

[ソウル 25日 ロイター] - 韓国の電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES) は25日、2024年の売上高見通しを引き下げ、20%以上の減収を見込んだ。世界の電気自動車(EV)需要が想定以上に鈍化しているためで、生産能力の拡大ペースを緩める方針も示した。

従来は1桁台半ばの増収率を予想していた。

同時に発表した4─6月期決算は、営業利益が58%減の1950億ウォンで自社予想と一致。売上高は30%減の6兆2000億ウォンだった。

LGESは米EV大手テスラや韓国の現代自動車などを顧客に持つ。

同社は、米国のEV政策が11月の大統領選後に変わればEV需要をさらに下押しする可能性があると指摘した。

米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領はバイデン現大統領のEV普及策に批判的で、再選を果たせば「EV義務化を廃止する」と公約している。

ただ、LGESのカン・チャンボム最高戦略責任者は、中国からの部品・材料調達を抑制する米政府の取り組みが加速するとみられ、これは「競争面でプラス」との認識も示した。

同社は今年下期について、既存の生産能力を最大限に活用し、能力拡大のペースを調整するか一部事業への投資を削減する方針を示した。

世界のEV市場については、今年の成長率が20%強と、昨年の36%から減速すると予想した。

ロイター
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