ユーロ圏総合PMI、7月速報50.1 予想外の低下
7月24日、 S&Pグローバルがまとめた7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.1となり、前月の50.9から予想外に低下した。フランクフルトで4月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ロンドン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.1となり、前月の50.9から予想外に低下した。
好不況の分かれ目となる50を辛うじて上回った。サービス業がやや拡大したが、製造業は一段と縮小した。
ロイターがまとめた市場予想では51.1に上昇すると見込まれていた。
今後1年に対する期待も再び低下し、企業が近い時期の好転を予想していないことが示された。総合将来生産指数は60.0と、6月の60.8から低下し、6カ月ぶりの低水準だった。
サービス部門PMI速報値は52.8から51.9に低下。ロイターがまとめた市場予想では53.0への上昇が見込まれていた。
サービス部門では投入価格の上昇ペースが加速したが、産出価格の上昇ペースは鈍化。産出価格指数は53.5から53.2に低下した。
製造業PMI速報値は45.8から45.6に低下し、7カ月ぶりの低水準。生産指数は46.1から45.3に低下した。
需要は今年最速のペースで減少。人員削減のペースは昨年12月以来の高水準だった。雇用指数は47.5から46.8に低下した。