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三菱自株が10%超安、4─6月期決算で 「円安加味しても減益」
2024年07月24日(水)10時24分
7月24日の株式市場で、三菱自動車工業が続落し、一時10%超安の421円まで下落した。写真は同社のロゴ。2019年3月、ジュネーブで撮影(2024年 ロイター/Pierre Albouy)
[東京 24日 ロイター] - 24日の株式市場で、三菱自動車工業が続落し、一時10%超安の421円まで下落した。23日に発表した2024年4─6月期の連結決算で営業利益が前年同期比21.3%減の355億円となり、嫌気されている。市場では「円安による押し上げ効果が期待されていたが、為替を加味しても減益。東南アジアも弱く、投げ売りされている状態」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。足元のドル/円は155円台後半と円高基調になっており、外部要因も株価の下落を加速させているという。
米国やタイなどで販売費が増加したほか、インフレによる人件費などコスト上昇、一時的な品質関連費用が響いた。25年3月期通期の連結業績予想は据え置き、営業利益は前期比0.5%減の1900億円を見込む。IBESがまとめたアナリスト14人の予想平均値1904億円とほぼ同水準だった。