日鉄、ポンペオ氏をアドバイザーに トランプ前政権閣僚=BBG
日本製鉄が、米鉄鋼大手USスチール買収に向け、トランプ前米政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏(写真)をアドバイザーに起用したと、ブルームバーグ(BBG)通信が20日伝えた。18日撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[20日 ロイター] - 日本製鉄が、米鉄鋼大手USスチール買収に向け、トランプ前米政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏をアドバイザーに起用したと、ブルームバーグ(BBG)通信が20日伝えた。
日鉄のUSスチール買収計画については、全米鉄鋼労組(USW)が反対しているほか、バイデン大統領やトランプ氏も反対姿勢を示している。
BBGによると、日鉄は文書でポンペオ氏起用を確認し、同氏の功績を称賛した。日鉄が提供したステートメントでポンペオ氏は、米国が同盟国と連携し自国の製造基盤を拡充すべきと述べた。
トランプ前政権関係者では、トランプ氏が大規模減税策定で助言を求め、連邦準備理事会(FRB)理事候補にも指名した(本人が辞退)スティーブン・ムーア氏が、日鉄のUSスチール買収は米国の労働者と鉄鋼業界全体に恩恵をもたらすと指摘するリポートを先週公表したとBBGは伝えた。