ビットコイン2週ぶり高値、トランプ氏銃撃受け勝利確率上昇の見方
15日の取引で暗号資産(仮想通貨)ビットコインが上昇し、2週間ぶり高値を付けた。トランプ前米大統領の銃撃事件を受け、11月の大統領選で同氏が勝利する可能性が高まったとの見方が出た。昨年10月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[シンガポール 15日 ロイター] - 15日の取引で暗号資産(仮想通貨)ビットコインが上昇し、2週間ぶり高値を付けた。トランプ前米大統領の銃撃事件を受け、11月の大統領選で同氏が勝利する可能性が高まったとの見方が出た。
ビットコインは8.6%高の6万2508ドル。一時は2週間ぶり高値となる6万2698ドルを付け、年初来の上昇率は47%となった。
イーサも6.8%高の3322ドル。
トランプ氏はサンフランシスコで先月開いた資金調達イベントで、自分は熱心な仮想通貨推進派だと売り込んだ。ただ、具体的な政策は明らかにしていない。
IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は「トランプ氏は間違いなく自身を仮想通貨支持者として売り込んでおり、週末の銃撃事件を受けて再選の可能性が高まったことで、ビットコインなど仮想通貨が大きく買われている」と述べた。
ビットコイン年次会議の主催者が先週発表したところによると、トランプ氏はテネシー州ナッシュビルで27日に開く今年の会議「ビットコイン2024」に登壇する予定。