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銀行・信金の貸出、6月は+3.2%で残高が過去最高 都銀で大口案件

2024年07月08日(月)09時36分

日銀が8日に発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の622兆6858億円だった。写真は都内で2013年2月撮影(2024年 ロイター/Shohei Miyano)

Takahiko Wada

[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の622兆6858億円だった。残高は2000年1月以降の最高を更新した。不動産やM&A(企業の合併・買収)関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。

業態別にみると、都銀等が4.4%増の251兆5035億円で、伸び率・残高ともに前月を上回った。不動産やM&A関連などの大口案件が伸び率を押し上げた。地銀・第二地銀は3.0%増の293兆8494億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.5%増。

預金平残は都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.0%増の1052兆5193億円だった。伸び率は前月の1.2%を下回った。

都銀は1.1%増の477兆4249億円で、伸び率は前月の1.6%を大きく下回った。好調な企業収益を背景に法人税の納付が増えていることが重し。

ロイター
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