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ドイツ民間銀行労使、従業員の10.5%賃上げで合意
2024年07月05日(金)12時19分
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7月4日、ドイツの民間銀行の従業員と雇用主は、生活費高騰対策として10.5%の賃上げで合意した。写真はフランクフルトの金融街。2019年3月撮影(2024 ロイター/Ralph Orlowski)
Tom Sims
[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツの民間銀行の従業員と雇用主は、生活費高騰対策として10.5%の賃上げで合意した。労組と銀行の代表が4日明らかにした。
合意は3日夜、一連のストライキを経て行われた3回目の協議で成立。対象者は14万人という。
労組のベルディとDBVは当初、それぞれ12.5%と16%の賃上げを要求していた。
ベルディの交渉責任者、ヤン・ドゥシェック氏は、今回の賃上げは「注目すべき救済策」になると評価。雇用主を代表する団体AGVは合意が「公正」だと評価した。
ドイツのインフレ率は2022年に数十年ぶりの高水準となる約7%を記録してから大幅に鈍化しているが、6月は2.2%と依然高い水準にある。
今回の合意の有効期間は28カ月で、ドイツ銀行やコメルツ銀行などの上場銀行が影響を受けるという。