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ソフトバンクG、自社株買いよりAI関連投資優先する構え=FT

2024年07月04日(木)10時37分

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は3日、ソフトバンクグループが人工知能(AI)関連投資を優先させる構えで、アクティビスト(物言う株主)の米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントが要求している自社株買いをすぐに実施する計画はないと報じた。写真は2017年7月、東京で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[3日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は3日、ソフトバンクグループが人工知能(AI)関連投資を優先させる構えで、アクティビスト(物言う株主)の米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントが要求している自社株買いをすぐに実施する計画はないと報じた。

ソフトバンクGの後藤芳光・最高財務責任者(CFO)がFTとのインタビューで、AI投資案件を追求することが、同社の強化されたバランスシートを活用する最善策との認識を表明。今は、同社の将来的な成長の基盤作りのために新たな投資活動を行う時期だと述べた。

エリオットはこのほど約20億ドル相当のソフトバンクG株を取得し、同社に8月の第1・四半期決算公表時にも自社株買いも発表するよう要求していると報じられている。

FTによると、後藤氏は株主還元の重要性などを理由に、中期的に自社株買いを実施する可能性を排除しなかったが、短期的には資本支出の方向性が定まっていると述べた。

ロイター
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