米ETFへの資金流入、24年は過去最高の可能性=報告書
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7月3日、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが発表した報告書によると、2024年上半期の米上場投資信託(ETF)への資金流入は4110億ドルとなり、通年では9500億ドルの記録を達成する可能性がある。写真はステート・ストリートのロゴ。2021年3月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Suzanne McGee
[3日 ロイター] - ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが発表した報告書によると、2024年上半期の米上場投資信託(ETF)への資金流入は4110億ドルとなり、通年では9500億ドルの記録を達成する可能性がある。
SPDRのマシュー・バルトリーニ氏は、米株高が続けばETFの今年の資金流入は1兆ドルに達する可能性も十分にあると指摘した。
投資家は成長株ETFやテクノロジーに特化したセクターETFに資金を積極的に配分する一方、ボラティリティーの低いETFからは資金を引き揚げたという。
損失リスクを管理するためバッファーETFに投資家は目を向けているとし、このカテゴリーは過去12カ月間に150億ドルの資金流入があったと指摘した。このカテゴリーでは、オプション戦略を使ってさまざまな種類のダウンサイドプロテクションを提供する発行体が増えている。
アクティブ運用型ETFが引き続き好調で、昨年の記録的な資金流入(1330億ドル)を倍増させる勢い。このカテゴリーは24年上半期の記録更新まであと数十億ドルに迫っている。上半期の1300億ドルの資金流入は、51カ月連続の流入となった。