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仏国債のリスクプレミアムが低下、予想通りの下院選挙受け
2024年07月01日(月)16時01分
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/biz/2024/07/01/2024-07-01T070124Z_1_LYNXMPEK600JO_RTROPTP_3_FRANCE-ELECTION.jpg)
7月1日、フランス国民議会(下院)選挙の第1回投票で、予想通り極右政党「国民連合(RN)」が第1勢力になる見通しとなったことを受け、フランス国債のリスクプレミアムが低下した。写真はパリにある国民議会議事堂の外観。6月撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)
Stefano Rebaudo
[1日 ロイター] - フランス国民議会(下院)選挙の第1回投票で、予想通り極右政党「国民連合(RN)」が第1勢力になる見通しとなったことを受け、フランス国債のリスクプレミアムが1日に低下した。
フランスとドイツの10年債利回りスプレッドは先週28日に2012年以来の大きさとなる85ベーシスポイント(bp)を記録したが、1日には73bpに縮小した
アナリストは、どの政党も単独過半数議席を獲得しない状況が引き続き基本シナリオで、市場予想とほぼ一致していると指摘した。
ダンスケ銀行のエコノミストは「フランス議会が分裂していることを考えると、新政権がこれ以上の歳出増を支持する可能性は低いと思われる」と述べた。
RNが政権を獲得できるかどうかは、今後数日間の対抗勢力の政治的駆け引きに左右される。