ニュース速報
ビジネス

国交省、マツダ・ヤマハ発の出荷停止解除 トヨタは7月以降に判断

2024年06月28日(金)17時09分

 6月28日、国土交通省は量産に必要な「型式指定」取得の不正行為の報告があったマツダの2車種、ヤマハ発動機の1車種の計3車種の出荷停止指示を解除した。写真はマツダのロゴで、2018年5月に都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Maki Shiraki

[東京 28日 ロイター] - 国土交通省は28日、量産に必要な「型式指定」取得の不正行為の報告があったマツダの2車種、ヤマハ発動機の1車種の計3車種の出荷停止指示を解除した。両社は今後、生産の再開が可能になる。安全性などの確認が済み、問題ないと判断された。トヨタ自動車は現在も内部調査が続いており、7月以降に判断する。

同省は5日から、マツダ、ヤマハ発、ホンダ、スズキの計4社に対して立ち入り検査を順次実施。その結果、4社に新たな不正行為は発見されなかった。マツダ、ヤマハ発、ホンダは再発防止策を実施中で、当分の間、実施状況について半年ごとに報告するよう指導した。スズキは再発防止策の実施を完了していることが確認された。

ダイハツ工業などの不正を受け、同省は自動車メーカーなどに内部調査を求めた結果、トヨタなど5社で生産終了分を含む計38車種の不正行為が判明した。トヨタについては内部調査の最終報告後、安全性などの検証を踏まえて行政処分の有無や出荷再開の可否を決める。

マツダでは生産中の「ロードスターRF」と「マツダ2」の2車種で出力試験のエンジン制御ソフトの書き換えが発覚。ヤマハ発も生産中の大型バイク「YZF-R1」について不適切な条件下で騒音試験を実施していた。

トヨタは「ヤリスクロス」「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の3車種の生産を停止中。7月以降も停止を決めており、再開時期は未定としている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、レアアース「国家に帰属」と条例に明記 供給網

ビジネス

中国6月PMI、製造業は2カ月連続50割れ 非製造

ワールド

イラン大統領選、7月5日に決選投票 改革派と保守強

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、21年12月以来の低水
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:小池百合子の最終章
特集:小池百合子の最終章
2024年7月 2日号(6/25発売)

「大衆の敵」をつくり出し「ワンフレーズ」で局面を変える小池百合子の力の源泉と日和見政治の限界

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」...滑空爆弾の「超低空」発射で爆撃成功する映像
  • 4
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 5
    大統領選討論会で大惨事を演じたバイデンを、民主党…
  • 6
    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…
  • 7
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 8
    ウクライナ軍がロシアのSu-25戦闘機を撃墜...ドネツ…
  • 9
    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…
  • 10
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 3
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セクハラ疑惑で3年間資格停止に反論「恋人同士だった」
  • 4
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 5
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 6
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 7
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 8
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 9
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 10
    貨物コンテナを蜂の巣のように改造した自爆ドローン…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 5
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 6
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 7
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 8
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…
  • 9
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 10
    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中