EV「メガトレンド健在」、成長鈍化でも=ノースボルトCEO
スウェーデンの電池メーカー、ノースボルトのピーター・カールソン最高経営責任者(CEO)は25日、電気自動車(EV)の成長がこのところ減速しているものの、根本的なEVシフトは続いているとの見方を示した。写真は、2021年9月30日にストックホルムの同社オフィスで話すカールソン氏。(2024年 ロイター/Supantha Mukherjee)
[ベルリン 25日 ロイター] - スウェーデンの電池メーカー、ノースボルトのピーター・カールソン最高経営責任者(CEO)は25日、電気自動車(EV)の成長がこのところ減速しているものの、根本的なEVシフトは続いているとの見方を示した。
ドイツに建設する新工場の起工式で「現在、空にはやや雲がかかっている。EVのトレンドは全体的に少し落ち込んでいる。だが一歩引いて推移を見ると、メガトレンドや根本的な変化は健在だ」と指摘。
「内燃機関から電動への移行という事実は間違いなく起こる」とし、エネルギー価格や金利の上昇、原材料コスト高が「でこぼこ道」をつくり出したが、EV産業は成長し続けると述べた。
起工式に出席したショルツ独首相は「良質な自動車の生産は内燃エンジンを超えてわれわれの産業の基幹であり続けるだろう。そのためにはドイツ製、欧州製の電池セルが必要だ」と強調した。