訂正:ENEOS、斉藤社長を解任 女性に対する不適切行為が発覚
12月19日、ENEOSホールディングスは取締役会で、斉藤猛社長の解任を決議したと発表した。写真は同社のロゴ。2020年8月、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)
(19日配信の記事で、副社長の名前の記述の一部を「矢田部氏」から「谷田部氏」に訂正します。)
Shiho Tanaka
[東京 19日 ロイター] - ENEOSホールディングスは19日の取締役会で、斉藤猛社長の解任を決議したと発表した。今年11月末に谷田部靖副社長らと共に参加した懇親会で、斉藤氏が酔った状態で同席していた女性に抱きつくという不適切行為があったとの内部通報があり、調査の結果、事実であると判断したという。
来年4月以降の新体制決定までは、宮田知秀副社長が社長職の代行を務める。
19日付で斉藤氏は解任および月額報酬・賞与・株式報酬の一部を返還・没収、谷田部氏(訂正)は辞任勧告に基づき辞任、このほか同懇親会に出席していた須永耕太郎常務は月額報酬30%を3カ月間減額する。
同社では昨年、杉森務前会長グループ最高経営責任者(CEO)が辞任しており、理由が女性に対するセクハラ行為だったと報じられている。
*副社長の名前の記述の一部を「矢田部氏」から「谷田部氏」に訂正します