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ノルウェー政府系ファンドはPE投資行うべき、中銀が政府に提言

2023年11月28日(火)17時57分

ノルウェー中央銀行は28日、同国の政府系ファンドについて、ポートフォリオを拡大し、プライベートエクイティ(PE=未上場企業の株式)投資を行うべきだと政府に提言した。 オスロの同ファンドのオフィスで2017年6月撮影(2023年 ロイター/Ints Kalnins)

[オスロ 28日 ロイター] - ノルウェー中央銀行は28日、同国の政府系ファンドについて、ポートフォリオを拡大し、プライベートエクイティ(PE=未上場企業の株式)投資を行うべきだと政府に提言した。

同国の政府系ファンドは運用資産1兆5000億ドルで世界最大。ファンドを管理する中銀は資産の約3─5%を段階的にPEファンドに移すことが可能とした。

ノルウェー政府は3月、中銀に対し、資産クラスとして未公開株を加えるべきかどうかを評価するよう要請していた。最終的な決定は議会が来年行うことになる。

中銀はPE投資を認めることは「投資戦略の自然な進化」だとし、「投資対象が広がればより多くの投資機会が提供され、ファンドが現在よりも幅広く世界的価値創造の恩恵に浴することにつながる」と指摘した。

9月末時点で、ファンド資産の70.6%が上場株、27.1%が債券、2.2%が非上場不動産、0.1%が非上場の再生可能エネルギーインフラに投資されている。

ロイター
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