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米商務長官、来週訪中へ 政府高官と協議

レモンド米商務長官は来週、中国を訪問し、政府高官や現地の米企業トップと会談する。商務省が22日明らかにした。ワシントンで5月撮影(2023年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 22日 ロイター] - レモンド米商務長官は来週、中国を訪問し、政府高官や現地の米企業トップと会談する。商務省が22日明らかにした。
商務省のメールアカウントには中国のハッカーが不正に侵入したと報告されているが、レモンド長官は先月、訪中を中止しない意向を示していた。
商務省はレモンド氏が今月27─30日に北京と上海を訪問し「建設的な話し合いができることを楽しみにしている」との声明を発表。米中の商業関係に関する問題、米国企業が直面する課題、潜在的な協力分野を協議するとしている。
レモンド氏は先に「米ハイテク企業を標的にし、知的財産を尊重せず、商業ルートを模索する(中国の)手法について非常に深刻な懸念」を中国側に提起したいと述べている。
中国政府は先週、レモンド氏の訪中を歓迎すると表明した。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、レモンド長官が今回の訪中で、米国は中国とのデカップリングを模索していないが、国家安全保障を守るというメッセージを伝えるほか、米国は中国との経済関係維持に重点を置いているという点を明確にすると述べた。
また、米商務省は22日、中国27企業を輸出管理における「未検証リスト(UVL)」から削除した。中国はこの決定を歓迎し、米中企業間の正常な取引に資するという認識を示した。
イエレン米財務長官は先月、4日間にわたって訪中し、北京で10時間以上にわたって政府高官と会談した。