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株・債券ファンド、米欧中銀会合後も資金流入継続=BofA
バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチの4日付のリポートによると、米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の政策決定を通過した2日までの週は、引き続き株式・債券のファンドに資金が流入した。ポンド紙幣、2017年撮影。(2023年 ロイター/Leonhard Foeger/File Photo)
[ロンドン 4日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチの4日付のリポートによると、米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の政策決定を通過した2日までの週は、引き続き株式・債券のファンドに資金が流入した。
リポートはEPFRのデータを引用している。株式ファンドには48億ドルが流入。テック株への流入が加速し、過去4週間に60億ドル近く流入した。一方、金融株からは18億ドル流出、ここ12週間で最大の流出額だった。
債券ファンドには72億ドル流入。前週は2022年8月以来の資金流入だった米物価連動債(TIPS)は再び流出に転じた。
現金には引き続き資金が流入。7月は流入が加速し、週当たりの平均流入額は約260億ドルと、6月の40億ドル前後から大幅に増加した。一部投資家がソフトランディングシナリオに不安を感じていることをうかがわせた。
金ファンドからは12億ドル流出。流出は昨年11月以降で最長の10週連続となった。
市場心理の指標であるブル・ベア指数は4.0から4.1に上昇。新興国株ファンドへの資金流入拡大、クレジット・テクニカル指標の改善、ヘッジファンドの強気なポジショニングが寄与し、3月の米地銀不安以降で最高水準になった。
新興国株ファンドは、資金流入が上向き、流入額の4週間移動平均は9週間ぶりの高水準になった。