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中国GDP、第2四半期は前期比で大幅鈍化 追加支援策に期待

2023年07月17日(月)12時34分

 中国国家統計局が7月17日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比の伸びが0.8%にとどまった。大連で2017年5月撮影(2023年 ロイター)

[北京 17日 ロイター] - 中国国家統計局が17日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比の伸びが0.8%にとどまった。ロイターがまとめたアナリスト予想(0.5%)をやや上回ったものの、第1・四半期の2.2%から大幅に鈍化した。国内外の需要減退を背景に全般的な勢いが急速に弱まっている。

前年比伸び率は6.3%で、第1・四半期の4.5%から加速。2021年第2・四半期以来の高水準を記録したが、比較対象の前年同期には上海などで実施された新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で経済が打撃を受けていたことから大きなゆがみが生じている。市場予想の7.3%も下回った。

国泰君安国際のエコノミスト、周浩氏は「6.3%という第2・四半期の伸び率は下向きのサプライズとなった。今後数日に成長見通しの引き下げが相次ぐだろう」と指摘。その上で、5%の成長率目標は達成可能との見方を示した。

6月の小売売上高は前年比3.1%増と、5月の12.7%増から大幅に鈍化。市場予想は3.2%増だった。

6月の鉱工業生産は前年比4.4%増で、前月の3.5%増から予想外に伸びが加速した。ただ、コロナ後の回復にばらつきがある中、需要は依然としてさえない。市場予想は2.7%増だった。

全般的な勢いの弱さを受け、追加の景気支援策が必要になるとの見方が高まっている。

ロイター
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