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英小売大手M&Sが食品値下げ、インフレ鈍化の新たな兆候に

英小売大手のマークス・アンド・スペンサー(M&S)は19日、食品の値下げを発表した。写真はM&Sの店舗。ブリストルで2020年11月撮影(2023年 ロイター/Peter Cziborra)
[ロンドン 19日 ロイター] - 英小売大手のマークス・アンド・スペンサー(M&S)は19日、食品の値下げを発表した。英国ではスーパーや食品小売り大手の値下げが相次いでおり、インフレのペース鈍化が改めて示された。
最新の統計では、4月の食品インフレ率は19%超、5月は17.2%と高止まりしている。スナク首相はインフレ率を年内に半減させるという公約を掲げている。
イングランド銀行(英中央銀行、BOE)や政策担当者、消費者は、今後数カ月のうちにインフレの鈍化や下落を示すような兆候を注視している。
M&Sは、牛ひき肉やギリシャヨーグルト、サーモンフィレ、ひよこ豆、トルティーヤなどの主力商品70品目を3─25%値下げする。
また、ポークソーセージ、チェダーチーズ、コールスローなど150品目の価格を秋まで据え置くという。