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塩野義薬、コロナ治療薬「ゾコーバ」の臨床試験を新たに開始

6月9日、塩野義製薬は、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「ゾコーバ」について、臨床試験を開始し日本における最初の被験者の投与を行ったと発表した。写真はゾコーバ。提供写真(2023年 ロイター/Shionogi & Co Ltd)
[東京 9日 ロイター] - 塩野義製薬は9日、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「ゾコーバ」について、臨床試験を開始し日本における最初の被験者の投与を行ったと発表した。同社は8日付で、ゾコーバの緊急承認下での本承認取得に向けた製造販売承認申請を行っていた。
ゾコーバは新型コロナウイルス感染症の「オミクロン株」が流行した際、幅広い軽症・中等症患者を対象に臨床試験が実施され、同株に対する症状改善や抗ウイルス効果が確認されている。2022年11月に日本で緊急承認された。
今回の臨床試験では家庭内同居者(濃厚接触者)を対象に、ゾコーバを5日間投与した場合の有効性と安全性を検証する。日本、米国を中心に2200人の被験者が登録される予定。
2024年3月期の連結業績予想に与える影響については軽微としている。