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バイデン米大統領、債務上限停止法に署名 デフォルト回避

バイデン米大統領は3日、上下両院が可決した債務上限停止法案に署名し、デフォルト(債務不履行)を回避した。写真は2日に演説するバイデン氏(2023年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)
[ワシントン 3日 ロイター] - バイデン米大統領は3日、上下両院が可決した債務上限停止法案に署名し、デフォルト(債務不履行)を回避した。
同法は法定債務上限(31兆4000億ドル)を2025年1月1日まで停止し、連邦政府が借り入れをできるようにする内容。財務省は法案が可決されなければ5日に資金繰りが行き詰まると警告していた。
バイデン氏は法案署名に関する声明で、マッカーシー下院議長など両院の与野党指導者の名を挙げて「パートナーシップに感謝する」と述べた。
法案は共和党が多数派の下院で314対117で、民主党が多数派の上院では63対36の賛成多数で可決されていた。
格付け会社フィッチは2日、デフォルトは回避されたものの、米国の「AAA」格付けに対する「ネガティブウォッチ」を維持すると明らかにした。