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米ISM製造業景気指数、5月は7カ月連続50割れ 新規受注が急減

米供給管理協会(ISM)が1日発表した5月の製造業総合指数は46.9と、前月の47.1から悪化し、7カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。米ワシントン州のボーイング工場で2019年3月撮影(2023年 ロイター/Lindsey Wasson)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した5月の製造業総合指数は46.9と、前月の47.1から悪化し、7カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。金利上昇が重しとなり新規受注が急減した。一方、雇用は9カ月ぶりの水準に回復した。
ロイターのまとめたエコノミスト予想は47.0だった。
7カ月連続での50割れは2008年のグレートリ・セッション(大不況)以来最長で、米経済が年内に景気後退に陥るおそれがあるという一部の予想を支える格好となった。
製造業は米経済の11.3%を占める。
構成指数では、先行指標となる新規受注指数が42.6と、前月の45.7から悪化。価格指数も前月の53.2から44.2に低下した。
一方、雇用は51.4と、50.2から上昇した。