スペインＧＤＰ、第1四半期は前期比＋0.5％に加速 予想上回る

　４月２８日、スペイン統計局が発表した第１・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前期比０．５％増で、伸び率は昨年第４・四半期の０．４％（改定値）から加速した。写真は２０２１年５月、マドリードで撮影（２０２３年　ロイター/Susana Vera）

[２８日 ロイター] - スペイン統計局が発表した第１・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前期比０．５％増で、伸び率は昨年第４・四半期の０．４％（改定値）から加速した。ロイターがまとめた予想（０．３％）も上回った。

高インフレが家計消費に打撃を与えたものの、投資と輸出が経済をけん引。複数の主要アナリストも最近、経済予想を上方修正していた。

前年同期比の伸び率は３．８％でロイター調査の平均予想（３．０％）を上回った。

スペイン政府は２０２３年の経済成長率を２．１％と予想、中央銀行は１．６％とみている。共に、欧州復興基金が経済を押し上げ、物価上昇やロシアのウクライナ侵攻による悪影響を相殺する主要因となるとの認識で一致している。