米ＳＥＣ、仮想通貨交換所ビットレックスを未登録運営で提訴

米証券取引委員会（ＳＥＣ）は１７日、米暗号資産（仮想通貨）交換所のビットレックスが未登録で証券取引、取引の仲介、清算といった事業を運営したとして、同社と最高経営責任者（ＣＥＯ）だったウィリアム・シハラ氏をワシントンの連邦地裁に提訴した。資料写真、ＳＥＣのロゴ、ワシントンで２０１１年６月撮影（２０２３年　ロイター／Jonathan Ernst）

［１７日　ロイター］ - 米証券取引委員会（ＳＥＣ）は１７日、米暗号資産（仮想通貨）交換所のビットレックスが未登録で証券取引、取引の仲介、清算といった事業を運営したとして、同社と最高経営責任者（ＣＥＯ）だったウィリアム・シハラ氏をワシントンの連邦地裁に提訴した。

ＳＥＣによると、シハラ氏はビットレックスでの取引を望む暗号資産の発行会社と協力し、規制当局による調査につながるとシハラ氏が考える公表文書を削除した。

ＳＥＣはまた、ビットレックスの海外子会社であるビットレックス・グローバルについても、親会社と注文を共有する形で運営していた証券取引事業の登録を怠ったとして提訴した。

シハラ氏はコメント要請に返答しなかった。

ビットレックスは声明で、同社のプラットフォーム上では証券は取引されていないと主張している。