「特別保険料」徴収で中堅銀行の窮状考慮＝米ＦＤＩＣ総裁

米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）のグルーエンバーグ総裁は、米銀行の経営危機で生じた損失を穴埋めするため「特別保険料」を金融機関に課す際には、中堅銀行の厳しい状況を考慮する意向を明らかにした。資料写真、コロラド州にある銀行の窓口、２００９年１１月撮影（２０２３年　ロイター／Rick Wilking）

［２９日　ロイター］ - 米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）のグルーエンバーグ総裁は、米銀行の経営危機で生じた損失を穴埋めするため「特別保険料」を金融機関に課す際には、中堅銀行の厳しい状況を考慮する意向を明らかにした。

２９日の公聴会で議員らに説明した。

預金保険基金は今月経営破綻したシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の預金保護によって減少している。ＦＤＩＣはこれを穴埋めするため、法律で義務付けられている特別保険料を徴収する方針だ。