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原油先物は上昇、米寒波で供給懸念

アジア時間の原油先物は薄商いの中、上昇。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)
[東京 27日 ロイター] - アジア時間の原油先物は薄商いの中、上昇。米国を襲っている記録的な寒波が石油製品やシェールオイルの物流及び生産に影響を与えるとの見方で買いが先行している。
北海ブレント先物は0122GMT(日本時間午前10時22分)時点で0.73ドル(0.9%)高の1バレル=84.65ドル。米WTI先物は0.85ドル(1.1%)高の80.41ドル。
26日の米英市場は休場。
フジトミ証券の斎藤和彦チーフアナリストは米国の寒波による供給混乱の懸念で買われているが、市場参加者が少なくなる中、商いは薄いと指摘。今週は米国の天候が改善すると予測されているため、原油相場の上昇はあまり長続きしないかもしれないと述べた。
ロシアのノバク副首相が23日、2023年初めに石油生産を5─7%削減する可能性があると述べたと報じられたことも、材料視されている。