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英経済対策180度転換、財政規律へコミットメント示す=IMF

国際通貨基金(IMF)は18日、英国の新財務相が政府債務を財源とする財政政策の大半を撤回したことを称賛し、財政規律へのコミットメントを示すものだと評価した。写真は、IMFのロゴ。2018年9月4日にワシントンで撮影。(2022年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 18日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は18日、英国の新財務相が政府債務を財源とする財政政策の大半を撤回したことを称賛し、財政規律へのコミットメントを示すものだと評価した。
IMF報道官は声明で「英当局の最近の政策発表は財政規律へのコミットメントを示すもので、インフレ対応において財政政策と金融政策の整合性を高めることにつながる。中期財政計画を楽しみにしている」と語った。
ハント英財務相は17日、トラス首相が提案した減税とエネルギー補助金をほぼ撤回。財源を借り入れで賄うのは「正しくない」とした。
トラス氏の当初の減税計画は市場の混乱を招いていた。トラス氏は先週、クワーテング前財務相を解任し、ハント氏を後任に起用した。
IMFのゲオルギエワ専務理事は先週行われたIMF・世界銀行の年次総会で、英国の減税計画を非難し、クワーテング氏と英中央銀行総裁に対し、政策に矛盾が生じないようにすべきと伝えたことを明らかにしていた。