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台湾情勢、為替市場への影響「緊張感もって注視」=鈴木財務相

鈴木俊一財務相は5日、台湾情勢の緊迫化に伴う金融市場への影響について、政府として緊張感をもって注視する考えを示した。同日午前の閣議後会見で語った。写真は、2022年7月16日のG20会合に出席した鈴木氏。インドネシア・バリで撮影。(2022年 ロイター/Sonny Tumbelaka/Pool via REUTERS)
[東京 5日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は5日、台湾情勢の緊迫化に伴う金融市場への影響について、政府として緊張感をもって注視する考えを示した。同日午前の閣議後会見で語った。
鈴木財務相は「台湾の情勢そのものについては私から予断をもって申し上げることはできない」と断ったうえで、緊迫化に伴う影響について「現下の情勢が為替市場や日本経済に及ぼしうる影響を緊張感を持って、しっかり注視していきたい」と語った。
安全保障環境を巡って「いっそう厳しさを増している」との認識も併せて示し、年末にかけ検討する防衛力強化を念頭に「防衛力強化の内容、防衛費の規模、裏付けとなる財源のあり方を一体的に検討していく」と語った。
年末の予算編成に関し「重要課題が山積し、難しい編成になるということを覚悟しているが、経済・財政一体改革を着実に推進して歳出の中身を精査するとともに、必要な財源を確保するなど、しっかりとした対応をしていかなければならない」との考えも述べた。