ニュース速報

ビジネス

米シェブロン、CO2回収・貯留プラントを建設 マイクロソフトとも協力

2021年03月05日(金)10時32分

 3月4日、米石油大手シェブロンは、米IT大手マイクロソフトなどと協力しカリフォルニア州メンドータに二酸化炭素(CO2)回収・貯留プラントを建設する。写真は2017年4月、千葉県で開催された展示会で撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[4日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは4日、米IT大手マイクロソフトなどと協力しカリフォルニア州メンドータに二酸化炭素(CO2)回収・貯留プラントを建設する。米石油メジャーの間では、再生可能エネルギー技術への投資拡大の動きが強まっており、今回の決定もこの一環だ。

シェブロンは、米石油サービス大手シュルンベルジェ、米エネルギー・サービス企業クリーン・エナジー・システムズとも協力する。

化石燃料産業は現在、CO2排出削減や低炭素エネルギーへの注力、自社の生産活動が気候変動に与える影響の開示などを求められている。

シェブロンによると、新たに建設するプラントでは、農業廃棄物を利用したバイオマスによって電力を生産し、この過程で発生したCO2のほぼ全てが地下に貯留されるという。

4社は、カリフォルニア州大気資源局(CARB)が先月示した概要計画を重視し、2025年までに同地域での農業廃棄物焼却の段階的全廃を目指す考えだ。

プラントでは年間約20万トンの農業廃棄物を再利用し、年間約30万トンのCO2を除去できるという。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は3日ぶり反発、対中規制めぐる報道で半導体

ワールド

アジア開発銀行、新総裁に神田前財務官 「貧困削減な

ビジネス

米石油・ガス掘削リグ稼働数、3週連続減少=ベーカー

ビジネス

午後3時のドルは151円半ばへ反発、米休暇明け後も
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 3
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウクライナ無人機攻撃の標的に 「巨大な炎」が撮影される
  • 4
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 5
    「健康食材」サーモンがさほど健康的ではない可能性.…
  • 6
    「健康寿命」を2歳伸ばす...日本生命が7万人の全役員…
  • 7
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 8
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 9
    未婚化・少子化の裏で進行する、「持てる者」と「持…
  • 10
    谷間が丸出し、下は穿かず? 母になったヘイリー・ビ…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 7
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 10
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中