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現時点で資本提携の話ない、企業価値上がるなら選択肢=スルガ銀社長

2018年10月05日(金)19時43分

[東京 5日 ロイター] - スルガ銀行<8358.T>の有国三知男社長は5日、金融庁の行政処分を受けて記者会見を開き、今後の経営の方向性について、引き続きリテールに特化したビジネスを進めるとの考えを示した。一方、現時点では資本提携の話は具体的にはないとし、将来的には「企業価値が上がるとすれば、その選択肢は否定しない」と語った。

投資用不動産向け融資業務の今後については「まずは体制を整備する。現時点で再開するか、撤退するのかなどの明確な方針は決まっていない」と説明した。そのうえで今後のビジネスモデルとしては「リテール中心に運営していく方針には変わりない」と述べた。

同銀の投資用不動産融資残高は1.9兆円だが、現在、1本1本の融資について自己査定を進めていると説明。中間決算までに当面の引当金を計上するとの見通しを明らかにした。

一方、流動性については具体的な根拠は示さなかったものの、潤沢だと話した。

会長を辞任した創業家出身の岡野光喜氏らが保有する株式については、直接に株式売却の意向を確認していないとし、コメントできないとした。

(布施太郎※)

ロイター
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