ニュース速報

ビジネス

円相場1ドル101円前半、さえない米指標でドル売り=NY外為

2016年08月13日(土)07時25分

8月12日、ニューヨーク外為市場でドルが下落。米指標が予想を下回り、7-9月期の経済成長への懸念が広がる中、ドルが売られた。写真は2016年1月撮影された各国の紙幣(2016年 ロイター/Jason Lee/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが下落。米経済指標が予想を下回るなか、7-9月期の経済成長への懸念が広がり、ドルが売られる展開となった。円相場は1ドル101円台前半で推移した。

7月の小売売上高は前月比で横ばい。市場では0.4%増が見込まれていた。自動車、ガソリン、建材、食品サービスなどを除いたコア売上高は変わらず。予想は0.3%増、前月は0.5%増加していた。

また7月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%下落し、4カ月ぶりのマイナス。サービスとエネルギーが値下がりし全体水準を押し下げた。市場予想は0.1%上昇だった。

ウエルズファーゴ証券(ニューヨーク)の為替戦略部長、ニック・ベネンブルック氏は「とりわけ小売売上高がドル売りを誘った。PPIはインフレが限定的であることを示唆した」と述べた。

ドル指数は0.15%下落し95.725。円相場は0.77%高の1ドル=101.19円。ユーロ/ドルは0.2%高の1.1159ドル。また豪ドルは0.65%安の0.7645米ドル。ニュージーランドドルは0.18%安の0.7189米ドル。

市場では来週発表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や今月26日のイエレン連邦準備理事会(FRB)議長のワイオミング州ジャクソンホールでの講演に注目が集まっている。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中