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米バークシャー格下げの可能性、航空部品メーカー買収で=S&P

2015年08月12日(水)07時45分

[11日 ロイター] - 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は11日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの格付けを引き下げる可能性があると発表した。航空・エネルギー産業向け特殊金属部品の有力メーカーであるプレシジョン・キャストパーツの買収に、多額の現金資金を投入する計画であるため、としている。

現在のバークシャーの格付けは最上位から3番目の「ダブルA」。

S&Pは、資金手当てをめぐる不透明感に加え、買収が親会社の現金資源やレバレッジに及ぼす影響を指摘、90日以内に格付けを1段階ないし2段階引き下げる可能性がある、としている。

バフェット氏のコメントはこれまでのところ得られていない。

バークシャーはプレシジョン・キャストパーツを323億ドルで買収する。バークシャーは6月30日現在、666億ドルの現金を保有している。バフェット氏は10日、CNBCテレビに対し、買収には手元現金のうち約230億ドルを支出し、残りは借り入れで賄うと述べた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスはこれより前、バークシャーの格付けを「Aa2」で据え置いた。見通しは安定的。Aa2はS&PのダブルAに相当する。

フィッチも10日、バークシャーの格付けを「ダブルAマイナス」に維持した。

*内容を追加します。

ロイター
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