原油先物1ドル超上昇、イランがイスラエル攻撃準備と報道
11月1日、アジア時間の原油先物は続伸。写真はナイジェリアのアブジャにあるガソリンスタンドで2022年10月撮影(2024 ロイター/Afolabi Sotunde)
Florence Tan
[シンガポール 1日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。イランが数日内にもイスラエルへの攻撃を準備しているとの報道を受け、1ドル超上昇した。
0128GMT(日本時間午前10時28分)時点で、北海ブレント先物は1.31ドル(1.80%)高の1バレル=74.12ドル。米WTI先物は1.35ドル(1.95%)高の70.61ドル。
米ニュースサイトのアクシオスは10月31日、複数のイスラエル関係筋の話として、イランが来週の米大統領選前にイラク領内からイスラエルを攻撃する準備をしていると報じた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、12月から予定されている有志国による自主減産の縮小を1カ月以上延期する可能性があるとの見方も相場の支援材料となっている。
ただ、週間では1%を超える下落となる見通しだ。イスラエルによる10月26日の対イラン報復攻撃で石油や核関連施設が標的とならなかったことを受けて同28日に6%急落したことから、下落分を完全には取り戻せていない。