米選挙関連偽情報はロシア組織が関与の公算、ジョージア州が見解
10月31日、米ジョージア州務長官室は、インターネット上に広がる11月5日の米大統領・議会選に関する「ターゲットを絞った偽情報」は、ロシアの「トロールファーム」(世論操作を狙う組織)が発信源の可能性が高いとの見解を示した。写真は米ジョージア州 アトランタの期日前投票の投票所。 16日撮影(2024 ロイター/Megan Varner)
Kanishka Singh
[ワシントン 31日 ロイター] - 米ジョージア州務長官室は31日、インターネット上に広がる11月5日の米大統領・議会選に関する「ターゲットを絞った偽情報」は、ロシアの「トロールファーム」(世論操作を狙う組織)が発信源の可能性が高いとの見解を示した。
偽情報の一例として、ハイチ系移民がジョージアで複数の身分証明書を持ち、複数回投票を行ったと主張している動画をこのほど発見したと説明。
「これは虚偽」とした上で「選挙直前に対立や混乱をあおろうとする外国からの干渉の可能性が高い」とした。
ジョージアは激戦7州の一つ。
州務長官室は州・連邦当局と協力し、偽情報の発信源について調査しているとした上で、Xを所有する米実業家イーロン・マスク氏やその他の交流サイト(SNS)幹部に偽情報を削除するよう呼びかけた。