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スウェーデン中銀が緊急利下げ、国債も追加購入

2015年03月18日(水)23時18分

 3月18日、スウェーデン中銀は政策金利を引き下げ、追加の国債買い入れを決定した。写真はストックホルムの中銀で2008年12月撮影(2015年 ロイター/Bob Strong)

[ストックホルム 18日 ロイター] - スウェーデン中銀は18日、政策金利のレポレートを0.15%ポイント引き下げ、マイナス0.25%とするとともに、追加の国債買い入れを決定した。また、クローナ高がリスクと指摘、さらなる措置を講じる用意があると表明した。

中銀は300億クローナ(34億ドル)規模の追加国債買い入れを行う方針を示した。すでに100億クローナの買い入れを実施している。

中銀は金融危機以来初めて、臨時の政策決定会合で利下げを決定。市場の意表を突いたため、クローナの対ユーロ相場は1ユーロ=9.17クローナから9.33クローナに下落した。

中銀は声明で「クローナが短期的に上昇を続けた場合は、インフレが上向きに転じた流れが途切れ、十分に速いペースで上昇しなくなる可能性がある」と指摘。

そのうえで、必要ならば一段の措置を講じる用意があり、さらなる利下げや追加の国債購入、銀行を通じた企業への貸出プログラムなどの措置が可能とした。また、「為替介入や、他の種類の資産を買い入れることも可能な措置に含まれる」と説明した。

ロイター
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