コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト/博士(理学)・獣医師。東京生まれ。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第 24 回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

1万5千年前、西欧の葬儀では死者が「食べられていた」...その証拠とは?

<ロンドン自然史博物館人類進化研究センターの研究者たちは、なぜ食人の痕跡を葬儀と結び付けたのか。その風習はいかにして途絶えたのか> 後期旧石

2023.10.13
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

OISTが燃料不要な「量子エンジン」の設計・製作に成功 エネルギー新時代の幕開けか

<量子エンジンはどのような原理で動くのか。これまでに話題となった「熱を使わないエンジン」の開発史とともに紹介する> 沖縄科学技術大学院大(O

2023.10.08
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

新型コロナ「万能ワクチン」が開発される 将来の変異株まで対策できる可能性

<英ケンブリッジ大と同大から生まれたバイオテクノロジー企業のDIOSynVax社が、あらゆるタイプの新型コロナ変異株に対して免疫を獲得できる

2023.09.29
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

<海洋生物では早くから報告されてきたマイクロプラスチックの健康への悪影響だが、哺乳類の健康への影響、とくに神経症状を調査した研究はほとんどな

2023.09.22
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

卵子も精子も使わずに「発生後2週間のヒト胚モデル」作成、構成要素も完全再現...倫理問題クリアで不妊治療に貢献か

<著名な研究者も「現時点で最も重要な研究」とコメントするこの人工ヒト胚の誕生は、不妊治療を前進させる朗報か、それとも「人造人間」発生の可能性

2023.09.15
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

韓国ソウル大が「自己消滅できるロボット」を開発 将来的に偵察・監視で活躍か

<自ら溶けて液体だけが残るロボットはどのようなメカニズムで実現したのか。ソウル大チームが主張する研究の意義と将来的な活用の可能性について、他

2023.09.07
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ITに続き宇宙開発でも存在感増すインド、「科学技術指標」で見るその台頭と日本の現状

<月面着陸に成功した4番目の国となったインド。世界有数の宇宙開発国としての地位を築きつつあるインドの科学技術力について、このほど発表された「

2023.09.02
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

脳の認知機能を改善する血小板因子が特定される...若い血の輸血、抗老化ホルモン、運動による若返り効果の全てに関与か

<米カリフォルニア大サンフランシスコ校の2つの研究チームと豪クイーンズランド大のチームは、認知機能の改善に血小板第4因子(PF4)が関わって

2023.08.23
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か

<韓国チームの開発したLK-99について、科学界は「常温常圧超伝導体は幻だった」と結論づけている。そんななか、67年前に予言され、理論上だけ

2023.08.18
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ヒトの直立二足歩行の謎をAI分析で解明 「骨格のプロポーション」が鍵に

<米テキサス大オースティン校などの研究チームが3万人分以上の骨格のX線写真をAIで分析し、同時に遺伝子解析も行ったところ──> 脚と脊椎を地

2023.08.09
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