コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト。青山学院大学客員准教授。博士(理学)・獣医師。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)、『AIとSF2』(2024年、早川書房)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

シジミ汁の白く濁る理由がついに解明された!

<身近な不思議で、実は科学的に未解明というものは少なくない。島根大の研究チームは今回、シジミをお湯で茹でるときに白濁する原因を突き止めた>

2022.10.18
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ノーベル賞2022の自然科学3賞と日本人科学者との関わり

<日本人科学者は選に漏れたが、なかには日本の科学界と接点を持つ受賞者も> 今年も10月初旬にノーベル賞科学3賞の受賞者が発表されました。 生

2022.10.11
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ヒトを襲い、弱い個体をいじめる 「優等生」イルカの知られざる一面

<食用、観賞用、軍用──イルカの活用目的は歴史とともに変化してきた。水族館のショーやアニマルセラピーのイメージから「賢い」「フレンドリー」と

2022.10.04
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

今年も侮れないイグノーベル賞と、社会実装されそうな2つの研究

<つまみを回すときに何本の指を使っているか、子ガモが隊列を組んで泳ぐのはなぜか──2022年の受賞研究から生活に応用される可能性のある2つの

2022.09.27
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

中国が月の新鉱物「嫦娥石」を発見 新種認定のプロセスと「月の石」の歴史

<中国はアポロ計画の米国、ルナ計画の旧ソ連に続く月から新鉱物を発見した3つ目の国に。鉱物が新種と認定されるまでの手順、ユニークな命名方法を紹

2022.09.20
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

サイボーグ・ゴキブリが災害救助の救世主になる?

<なぜロボットではなくサイボーグ昆虫なのか? 利点と開発の歴史を紹介する> 日本では近年、災害救助での動物やロボットの活用が注目されています

2022.09.13
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

アポロ計画に果たせず、アルテミス計画に期待されること 月面探査の歴史とこれから

<全体的に2年ほど先送りになっているアルテミス計画だが、ここにきてなぜ急がれるようになったのか。計画の詳細、月面探査の歴史、アポロ計画との違

2022.09.06
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

マジックマッシュルームをアルコール依存症の治療へ 転用の歴史と問題点

<古くは『今昔物語』にも登場。うつや頭痛に効くとして近年注目を集めているマジックマッシュルームだが、今度はアルコール依存症の治療に役立つ可能

2022.08.30
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

目撃者続出! 流星と、流星より明るい火球にまつわるトリビア

<18日夜、八丈島の上空付近を流れた火球が関東地方を中心に広く観察された。どんな流星なら「火球」と言えるのか? 惑星や人工衛星、飛行機との見

2022.08.23
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

死んだブタの細胞と臓器を回復させる新技術「OrganEx」と、ブタからヒトへの臓器移植元年

<死後1時間経過したブタを「OrganEx」に6時間つなぎ、細胞や臓器の損傷の度合いを観察。体外式膜型人工肺(ECMO)を利用した場合と比較

2022.08.16
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中