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「福島沖に怪魚が出現!」のデマも...韓国「反日感情」の裏で北朝鮮スパイが暗躍していた
福島第一原発の処理水放出への抗議デモで髪を剃る韓国の大学生(ソウル、2021年4月) Kim Hong-ji-Reuters
<福島第1原発の処理水の海洋放出に反発し、韓国人の不安感と日本への反感を煽るなど、具体的な指示を北朝鮮側から受けていたスパイたち>
2023年4月7日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の撤回を要求している韓国の議員らが福島県を訪問した。議員らは、韓国の最大野党「共に民主党」の国会議員で、「安全性が確保されない限り、放出すべきでない」と主張している。
■【解説】福島の風評被害を作っていたのは北朝鮮のスパイだった! 韓国の「反日」を煽る北朝鮮スパイたちの行状
その安全性については、国際原子力機関(IAEA)が5日に処理水の安全性に関する報告書を公表し、処理水の海洋放出に伴う人への影響を「非常に低い」とし、「追加で検証する必要はない」とまとめている。
今回訪日した韓国の議員団については、日本の国会議員などと会うこともできずに、韓国の政界でも無謀な訪問だったと批判されているという。
そんな処理水をめぐる韓国での騒動では、不穏なニュースも報じられている。朝鮮日報の3月23日付の記事によると、「北朝鮮工作員とひそかに連絡を取り北朝鮮の指令を受けて活動した、いわゆる『昌原スパイ団』、自主統一民衆前衛(自統)のメンバーが、北朝鮮から『反日感情』をあおって闘争せよという指令を受けていたことが23日に判明した」という。
しかもその北朝鮮による指令はさらに具体的で、日本が処理水の放出を決定したことを受け、福島沖で「怪魚の出現」などのデマをインターネットで大量にばらまいて、韓国人の不安感と反感を煽るべく世論を操作するよう指示していた。さらに韓国内で「反米デモ」や「ゼネスト闘争」などにうまくからめて、福島批判や反日感情を高めることを目指せとしていた。
この指令を受けていた自統のメンバーらは韓国南部の慶尚南道・昌原を中心に活動しており、2022年11月に国家安保法違反で逮捕されていた。その供述などから、北朝鮮からの反日活動についての具体的な指示が明らかになった。
処理水放出への反対デモを実施した国会議員
さらにこの指示と直接関係しているかどうかはわからないが、日本の処理水放出に反対するデモを実施していた韓国国会議員もいる。例えば、韓国で従軍慰安婦被害者を支援するための正義記憶連帯(正義連)の理事から国会議員になった尹美香(ユン・ミヒャン)議員も、処理水放出に反対するデモを実施している。
その尹美香議員は、2023年2月10日に慰安婦支援団体への寄付金を横領したとして、韓国の裁判所が罰金1500万ウォンの有罪判決を下している。この事件を受けて、尹美香議員は、所属していた「共に民主党」から除名されている。
いろいろと韓国の反日活動は裏で複雑に絡み合っている感があるが、詳しくは、「スパイチャンネル~山田敏弘」の「福島の風評被害を作っていたのは北朝鮮のスパイだった!」でも説明しているのでぜひご覧いただきたい。
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