最新記事

疾病

ブラジル大統領ボルソナロ、しゃっくりで入院 18年の刺傷事件原因か

2021年7月15日(木)09時16分
ブラジルのボルソナロ大統領

ブラジルのボルソナロ大統領は14日、慢性的なしゃっくりの原因を調べるために入院した。6月29日、ブラジリアで撮影(2021年 ロイター/Adriano Machado/File Photo)

ブラジルのボルソナロ大統領(66)は14日、慢性的なしゃっくりの原因を調べるために入院した。

大統領府が発表した声明によると入院先は首都ブラジリアの軍病院。24─48時間にわたり観察下に置かれる見通しで、この間ずっと入院しているとは限らないという。声明は「体調は良い」とした。

現地のニュースサイトG1はこの日、ボルソナロ氏が朝方に腹痛を訴え、医療検査のため入院したと報じた。

ボルソナロ氏は8日のソーシャルメディアでの国民向け演説で、自分の考えを述べるのに苦労する局面があった。1週間しゃっくりに苦しんでいたと述べた。

ボルソナロ氏の健康状態は任期中、問題だった。同氏は2018年に、選挙遊説中に腸を刺されて死にそうになり、何度も手術を受けた。ボルソナロ氏支持派の連邦議員ビア・キシス氏はツイッターでこの日、ボルソナロ氏の入院が「18年の刺傷事件による結果」と投稿した。

ブラジル主要紙グロボは、18年にボルソナロ氏を手術した外科医アントニオ・ルイス・マセード氏が大統領に同行するようにブラジリアに呼ばれたと報じた。

ボルソナロ氏は昨年7月に新型コロナウイルスに感染したが、その後回復。ここ数カ月、公の場でせきが多かった。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

バイデン氏、聴取録音公開を拒否 記憶力低下指摘の機

ワールド

中ロ首脳会談、対米で結束 包括的戦略パートナー深化

ビジネス

米鉱工業生産、4月製造業は0.3%低下 市場予想下

ビジネス

米4月輸入物価、前月比0.9%上昇 約2年ぶり大幅
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇跡とは程遠い偉業

  • 3

    アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃のイスラエル」は止まらない

  • 4

    老化した脳、わずか半年の有酸素運動で若返る=「脳…

  • 5

    半分しか当たらない北朝鮮ミサイル、ロシアに供与と…

  • 6

    総額100万円ほどの負担増...国民年金の納付「5年延長…

  • 7

    2023年の北半球、過去2000年で最も暑い夏──温暖化が…

  • 8

    共同親権法制を実施するうえでの2つの留意点

  • 9

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 10

    仰向けで微動だにせず...食事にありつきたい「演技派…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中