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世界のトップブランドが注目 プロダクトデザインをリードする深澤直人

2017年9月10日(日)13時55分
坂本 裕子 ※Pen Onlineより転載

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「人が使うためのデザインを感じてもらうには置かれた環境との相互作用が生み出す"いい雰囲気"の空間が大切」と彼がこだわった展示空間の中で。穏やかな表情に時折見える鋭い視線が、妥協しない彼のデザインへの想いを伝えます。 深澤直人氏 展示空間にて

そこに一貫しているのは、究極まで削ぎ落とされたフォルムやカラーリングなど、そのシンプルさです。しかし、どれもがほのかな湿度と温度を持ち、さりげないのに、しっかりと存在するやわらかな強さを持っています。私たちが普段行動する環境の無意識下に溶け込んだデザインを見つけ出し、多くの人が共感できる「アウトライン」を形にする......。これこそが深澤のデザイン哲学が生み出す「雰囲気」の具現化なのです。

住宅空間を考えるパナソニックならではの、照明と空間で体感する深澤直人の思考のかたち。デザイナー自らの厳しいスタンスと、使う人や環境への優しい視線に、なんだか嬉しい気持ちになる展覧会です。




「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」

開催期間:~10月1日(日)
開催場所:パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
開館時間:10時~18時(入館は閉館30分前まで)
休館日:水曜、8月14日(月)~16日(水)
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
入場料:一般1000円
https://panasonic.co.jp/es/museum/


※当記事は「Pen Online」からの転載記事です。

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