最新記事
テロ悲しみのアリアナは里帰り ロンドン公演中止で業界に波紋
マンチェスターの街中に残るアリアナのポスター Marcos Brindicci-REUTERS
<アリアナはフロリダ州の実家に帰り、ロンドン公演は中止。テロのせいで、あのスーパースターのコンサートもキャンセルか...>
英マンチェスターで発生した自爆テロ事件を受けて、人気歌手アリアナ・グランデの6月上旬までの公演が中止になった。24日、所属事務所のユニバーサル・ミュージックが発表した。歌手ジャスティン・ビーバーの公演スケジュールにも影響が出るかもしれない。
【参考記事】ISのテロが5月27日からのラマダーン月に起きるかもしれない
ユニバーサル傘下のリパブリック・レコードは声明で、「マンチェスターの悲劇的事件について、我々が状況をより理解し犠牲となった方に十分な弔意を払えるまで公演を見合わせる」と説明。25、26日のロンドン公演と、その後に予定されていたベルギー、ドイツなどの公演が中止になり、6月7日の仏パリ公演から再開される見通しだ。
(犠牲者の多くが10代の若者で、最年少は8歳の女の子。)Rest in Peace. Prayers and love to the family of the victims! #PrayForMancherster pic.twitter.com/pNXg9dBTDX
— Ariana Grande Update (@DailyArianaNews) 2017年5月24日
今回のテロ事件は、昨年5月にリリースされたアリアナのアルバム「デンジャラス・ウーマン」を携えたツアー「Dangerous Woman Tour」の最中に起こった。8月12、13日には日本公演も予定されている。
【参考記事】アリアナコンサートで容疑者拘束、死者22人で不明者多数
事件直後アリアナは「打ちひしがれています」とツイート。英デイリーメール紙はウェブサイトに、家族が住むアメリカ・フロリダ州ボカラトンの空港に到着し、プライベートジェットからうつむいて降りるアリアナの姿を掲載。迎えに来た親族や交際相手のラップ歌手マック・ミラーと抱き合い、車に乗り込む様子が伝えられた。
精神的に大きなショックを受け、いまは犠牲者の追悼が最優先で「ツアーには集中できない」という。関係者の話としてエンターテイメント・ウィークリー誌が報じた。
【参考記事】米政府からまたリーク、マンチェスター自爆テロ容疑者の氏名 英捜査当局より先に
エンタメ界にも影響が
事件の影響は他のアーティストの活動にも波紋を及ぼしている。6月下旬からロンドンでの公演を予定している歌手ジャスティン・ビーバーのファン達が、中止を求める声を上げた。
アリアナとビーバーのマネージャーを務めるスクーター・ブラウンのSNSアカウントには、テロの再発を危険視し、安全を優先して公演を取り止めるよう懇願する投稿が1000件以上寄せられた。ビーバーのロンドン公演が中止になるか、現在のところ定かではない。
(危険だから、ロンドン公演を中止して。どうか、心からお願いします。)@scooterbraun @MxBelieberSquad For security reasons, cancel Justin's show in the UK, I beg you, with all my heart, please @scooterbraun
— Nyeligbi (@nyeligbi) 2017年5月23日