ガザ空爆で41人死亡、停戦合意へ調停続く

複数の関係筋によると、米国とアラブ諸国はイスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの停戦合意に向け、24時間体制で調停を進めている。空爆を受けたガザで19日撮影。(2024年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 19日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米国とアラブ諸国はイスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの停戦合意に向け、24時間体制で調停を進めている。イスラエル軍は19日も攻撃を続け、医療関係者によるとガザ市などで41人が死亡した。
停戦交渉はエジプトとカタールで行われており、ガザでの停戦、ハマスによる人質の解放、イスラエルによるパレスチナ人囚人の釈放を目指している。
一部の対立点で隔たりが狭まったものの、依然として見解の相違が残っているという。
関係筋によると、ハマスは一括取引を望んでいたが、イスラエルは段階的な合意を求めている。交渉では第一段階で解放する人質・囚人の人数などが焦点となっている。
ガザ市のある避難民は、「交渉が長引けば長引くほど、ガザにさらに多くの破壊と死がもたらされる」と述べた。