最新記事

ファッション

「着る/知る」男も「ピンク」のちょい足しでフレッシュな気分を!

2017年5月12日(金)15時11分
高橋一史 ※Pen Onlineより転載


アウトソールまでピンクで統一したスニーカー

.


newsweek20170512153117.jpg

メゾン キツネの中綿入りジャケット。※以下、掲載のパンツ、コートはすべてエディター私物。


ふとんのように、ふわふわな風合いのコットン素材のシャツジャケット。見た目がシャツで、色柄もトラッドなアイビーを思わせますから、デイリーに着やすい一着です。まだ冬の寒さが残る春先から羽織れて、夏が過ぎた秋にも活躍する便利なアイテムです。大人の品のいい着こなしを狙うなら、やはりアイビー感覚でベージュのチノパンを組ませてはいかがでしょうか。アウターにボリュームがあるため、スリムなパンツを選べば、よりすっきりとした全身シルエットをつくれます。


【参考記事】「フェリージ」のバッグが選ばれる理由を、 写真家・桐島ローランドさんとひも解きました。

newsweek20170512153308.jpg

オーラリーのオーバーサイズニット。


トレンド感のある上質な服で話題の「オーラリー」で見つけたのは、オレンジがかった色味の半袖ニット。繊細なハイゲージの高品位なもので、身幅がゆったりで肩が落ちる、いま風のオーバーサイズになっています。この服を主役にするなら、さらっとビンテージデニムを合わせるのが一つのやり方。形はスリムかルーズの、両極端なものがおすすめで、全身にメリハリのあるコーデを目指すといいと思います。なお半袖ニット自体も今季のトレンドアイテムであり、Tシャツでなくニットを着るのがいまの気分です。


newsweek20170512153529.jpg

プーマ×スタンプドのヌバック革スニーカー。


「着る/知る」の今回のイチオシがこの一足。アウトソール、インソールまで同色で揃えたコンテンポラリーなスニーカーです。アメリカLAのハイストリートブランド「STAMPD」と「PUMA」とのコラボラインのもの。ヌバック革にパンチング穴が開けられ、通気性がよく軽快に仕立てられています。このピンクなら男性が履いてもフェミニンにはならないでしょう。相性がいいパンツの色は、カーキ。洒落て見せるのが難しいカーキのカーゴパンツを、ピンクのスニーカーがモダンに格上げしてくれます。


newsweek20170512153659.jpg

イーストパック×ビームスのビッグなバックパック。


お馴染みの「イーストパック」が、「ビームス」の別注で目にも鮮やかな色をまといました。たっぷりとした容量のビッグサイズで、インパクトがあるユニークなアイテムです。トレンドカラーはこのように、リーズナブルな価格の小物で取り入れるのも一つのやり方です。爽やかな白ポロシャツなどが似合うバッグですが、若い印象になりがちかもしれません。ペラッとした素材の、着丈が長いスプリングコートと合わせてみては?ストラップの片方にだけ袖を通し、大きなバッグを肩に突っ掛けて。

今回の「着る/知る」は、刺激的なピンクにフォーカスしました。またの機会に、イエローやレッドの魅力にも迫りたいものです! (高橋一史)


写真:宇田川 淳
※当記事は「Pen Online」からの転載記事です。


PenOnline





今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

円が対ドルで5円上昇、介入観測 神田財務官「ノーコ

ビジネス

神田財務官、為替介入観測に「いまはノーコメント」

ワールド

北朝鮮が米国批判、ウクライナへの長距離ミサイル供与

ワールド

北朝鮮、宇宙偵察能力強化任務「予定通り遂行」と表明
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 10

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中