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トランプ政権の不法移民規制、「ドリーマー」は強制送還除外へ

2017年2月22日(水)10時27分

 2月21日、トランプ米政権はほぼすべての不法移民を強制送還の対象とするが、幼少の頃、両親に連れられて不法入国した「ドリーマー」については保護措置を維持する方針だ。移民の人権を訴える人々、ロサンゼルスで18日撮影(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)

トランプ米政権はほぼすべての不法移民を強制送還の対象とするが、幼少の頃、両親に連れられて不法入国した「ドリーマー」については保護措置を維持する方針だ。

国土安全保障省が21日、国境警備の強化などを命じたトランプ氏の大統領令に基づく指針を公表した。

オバマ前大統領は2012年、こうしたドリーマーと呼ばれる不法移民75万人に合法的な滞在を認める大統領令を発令している。

国土安全保障省の当局者によると、不法移民の強制送還については、犯罪歴があるなど、米国にとり脅威と判断された人物から優先的に行うという。



[ワシントン 21日 ロイター]


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